菱川師宣は見返り美人で有名な浮世絵師、1700年頃南房総のこの地にいたらしい。見返り美人は、切手になっていて、この切手はかなり」高値で取引されていたから、垂涎の的になっている。正確な没年が長い間わからなかったが、勝善寺の過去帳で1694年6月4日没と分かった。

少し細い道を登っていくと大きくはないがしっかりとしたお寺が建っていた。境内に入ると庭も綺麗に手入れされて心も和んで来る。

本堂に向かうと、住職と思われる草履がおいてある。ここからは、靴を脱いであがっても良いか迷ったが、お賽銭をあげるところもないので、階段を上って、本堂の扉を開いてみた。
とても立派な仏像があり拝んでいると、住職がやってきた。写真も撮って構わないし、なにか用事があれば呼んで下さいと、気さくな和尚さんだった。

境内は小高い山に囲まれて、渓流も流れている。落ち着いた雰囲気でお参りできるお寺だった。