箱根へ。
時間に少し余裕があったので、山を降りる前に宮ノ下の富士屋ホテルに
寄った。

平日で、館内外とも閑散としており、”歩けばボーイさんに当たる”状況。
ボーイさんたちは仕事を見つけようと、こちらが玄関に近づくといっせいに
ドアを開けんと走り出す。さすがに躾がよろしい。
いたずらばかりしていた子ども時代の私だったら、玄関を行ったり
来たりして、ボーイさんの対応で遊んでしまったかも。^^;
null

ティールームに入り、ケーキとコーヒーのセットを頼んだ。
箱根細工がモチーフの「マーブルケーキ寄木風」もあったけれど、
モンブランに目がない私はここでも…。
「宮ノ下 浅間山(せんげんやま)モンブラン」。
null
かっちり仕上がって、台座のタルトもなかなかのお味。
聞けば、パティシエ頭が一昨年に交代したとか。
コーヒーのポットサービスもよく目が届いていた。
null

中庭に通じるドアの影に鯉用の餌がにひっそりと(一袋100円だったか?)
販売されている。
ティールームのすぐ外に鯉の遊泳する池があるのだ。
鯉たち、お客さんからもらう餌だけを食べているわけでもないだろうに、私が
池の畔に立つと懸命に寄ってきて、次々にまるい口をポッカリ開くのが
いじらしい。
null

池のたもとには懐かしのポスト。長逗留のお客さんは、ここから
郵便物を出すのだろう。
null

春の訪れを告げるミツマタが咲き始めていた。
null