日曜というのに”パワースポット”奥社に向かう車も少なく、多くの
お蕎麦屋さんが休業している。

着雪まぎわのとびきり冷たい風が吹く12月初旬の戸隠は、年に
数日あるかどうかのシーズンオフ。
2月に訪ねた極意さんは開いており、2月に訪れた極意さんが
開いており、
今年初めての新蕎麦を享受できた。

いつものようにざる(大盛り)と野菜のてんぷら、揚げだし豆腐を注文。
新蕎麦はことのほか美味しくて、写真も忘れた。残るはひとぼっち…。^^;
※ぼっちとは束のこと。



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美味しい蕎麦で思い出したのが、9月にしなの鉄道戸倉駅の近くで
偶然みつけた店だ。
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ひっきりなしに車が行き交う国道沿いに大きな茅葺屋根が目立っていた。
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もともとは造り酒屋で、敷地の一角に酒造資料館や竹久夢二の画廊、
食事どころやカフェもある。夕飯には早かったが、興味を覚えて入った。
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陰影礼賛めいた室内に和の灯りがともる。
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注文したのは「そば会席」。
先付。蕎麦豆腐、中皿は、とろりと甘い信州サーモン、鴨の燻製。長皿の
左は何だったか・・・?
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焼物は、鮎。蕎麦の海苔巻の天ぷらは初めて。
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蕎麦きり。新蕎麦ではないのに、瑞々しかった。
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ソースの香ばしい蕎麦の実がプチプチ弾ける蕎麦プリンは、卵を使っていない。
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蕎麦打ちは、日曜は休みなのだろう。
打ちたてというわけではないのに、蕎麦の美味しさが印象に残った。
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店を出てあたりを見渡すと、宿場町のたたずまいを残しながら各戸の門は
閉ざされたまま。ひと気もない。
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隣接する駐車場は元ガソリンスタンドだが、周りの風景との落差が
気になった。

駅から数分の距離というのに、街道の騒音を嫌った住民がドーナツ化
した?
で、活気がありそうなのはこの店だけ?

美味しいもので心身ともに満たされたけれど、まちがこのまま寂れて
いくようなのが少しばかり心残りだ。