2011年10月 27日
八幡平 松川温泉「松楓荘」
松川温泉は八幡平の東南麓の標高800メートルに位置する温泉で、
木造の鄙びた風情の建物で湯治宿のような雰囲気の建物だ。
270年近く前に開湯された歴史のある宿で
温泉は単純硫黄泉の乳白色のお湯だ。
どちらかと言うと無色透明のお湯が好きだが、
久し振りの白いお湯も温泉らしくて気持ちが良い。
お風呂は内湯と露天風呂(混浴)に吊り橋を渡った川向こうにある
洞窟風呂(混浴)があるが、どれもかなりワイルドな湯舟で、
新しい旅館のような整備された浴槽ではなく、昔の湯治場時代のままの状態だ。
内湯は巨大な岩で男女が仕切られていて白濁したお湯が溢れている。
シャンプーと石鹸は備え付けられているが洗い場の蛇口もシャワーもなくて、
切り株をくり抜いた木桶に溜まっているお湯を柄杓で汲んで体や頭を洗うように
なっている。
こちらのお湯は透明なので温泉ではなく普通に沸かしたお湯のようだ。
源泉は60度以上の高温なので常に山の水を足しているようで
適温に調整されていて気持ちよく浸かることができた。
山の中の温泉なので楽しみにしていた夕食は山菜が中心で
焼き魚はイワナの塩焼き、刺身は虹鱒と山の幸ばかりで海の幸はなかったが、
地元岩手の前沢牛のすき焼きが付いているので
見た目にはそれなりに豪華な食事に見える。
ただし、肉は見た目以上に薄く、満足できるほどの量はなかったのが残念だが、
1泊2食付で9200円なので仕方がないとは思った。
食後には混浴の露天風呂へ行ってみたが、
女性専用の露天風呂が別にあるうえ女性専用の時間帯もあるので
女性と一緒になることはなかった。
夜寝る前には吊り橋を渡って洞窟風呂に浸かったが、
他に人はおらず、思う存分に浸かることができた。
翌朝、目覚めてからと朝食後にもお湯に浸かり、
都合5度温泉に浸かることが出来て非常に満足だ。
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2011年10月 25日
新潟県妙高市 山を怪物が・・・
この春、斑尾高原のマンションを取材に行った際、山の奥に
通じる細い道を見つけた。
うねうねとカーブが続くが、舗装はされている。
この先にどんな集落が?好奇心から、車を乗り入れた。
残雪に咲く花に感激したり、
雪解け後の棚田の風景に見入ったり、
しばらくは秘境に入ったかのようなワクワク感もあったのだけど、
やがて姿を現したのは廃屋となった民家の数々。
左:自然に崩壊?右:屋根は新しそうなのに、よく見ると…。
まさか、村じまい(廃村)?
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2011年10月 17日
宮崎県日南市 北郷温泉
北郷温泉は日南の海岸から車で15分くらい山側に位置する
田園風景の中にある温泉だ。
地下800メートルから湧き出す温泉で、源泉が51度あるので、
加熱も加水もいらない100パーセント天然のお湯が掛け流しにされている。
旅館丸新荘にはやや小振りの内湯と露天風呂があるが、
確かに温泉の成分が濃いようで、湯舟の縁や岩肌が赤茶色に変色している。
泉質は含ヨウ素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉で
浸かっていると肌がすべすべして非常に気持ちの良いお湯だった。
ただしお湯が少し熱過ぎるのが残念だったが、
冬になれば丁度良い温度になりそうだ。
入浴料は400円で東京の銭湯より安いのが嬉しい。
日南海岸では伊勢海老の解禁期間に合わせて9月初めから12月中旬まで
秋のいせえび祭りを開催しており、丸新荘でも参加していて伊勢海老料理が
特別価格で味わえるとのことだったので、風呂上りに食べられるように
注文しておいた。
伊勢海老だけでも造り、焼き物、揚げ物、味噌汁、炊き込みご飯と
一人前あたり2匹半が付いており、他に地魚の刺身、サザエの壷焼き、茶碗蒸し、
酢の物、食後の果物等が付いて5,250円はお得感がある。
久し振りに伊勢海老三昧で満腹させてもらったが、九州に特有の
たまりに似た甘い味の醤油しか無かったことには苦情を言いたい気がした。
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2011年10月 11日
八丈島3
長くなってしまった八丈島旅行記ですが、
今回はご赦免料理について。
八丈島は昔流刑の島でした。当初はその多くが政治犯や思想犯だった
ため、比較的高貴な身分の人の島流しが多かったそうです。
そのため、島の人々はその人たちから多くのことを学び、
流された人も島民と同じ生活を送れたということです。
ご赦免料理は、流人が刑を許されて本島に戻るときにお祝いとして
ふるまわれたという、八丈島の郷土料理がたくさん織り込まれた
料理です。
現在は樫立地区にある「いそざきえん」さんでいただくことが可能。
少し早く到着してしまったのですが、部屋には既に料理が用意されていました。
きれいな大きなバナナの葉の上に新鮮なお魚が映え、真っ赤なハイビスカスが
添えられていました。手前はゴムの葉。
少しピンク色を帯びた魚はたぶんヒメダイと思われます。
お刺身は数種類用意されていたのですが、
魚にあまり詳しくない私はその桜色の外見と味で大満足。
お魚の名前は忘れてしまいました。。。
他には鯵の南蛮風や生の明日葉入り手作りこんにゃく、
島のサトイモに三角豆、ぶど、自家製たけのこに新鮮な海藻類。
続いててんぷら、塩釜焼き、揚げたお魚のあんかけに、
締めの麦雑炊。最後にはいそぎえんさんで採れた新鮮で珍しいフルーツを
いただきました。
奥に見えるのが塩釜焼きです。食べかけでごめんなさい。
島の郷土料理に欠かせないという麦雑炊。
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2011年10月 05日
信州 上諏訪温泉 片倉館の千人風呂
片倉館は諏訪湖のほとりで製糸業を起こし、
シルク・エンペラーとまで言われた片倉財閥が
従業員や地域の人々のための温泉保養施設と
講演会や会合ができる会館を併設した施設を建設し、
昭和3年に竣工した建物で今年の6月に国の重要文化財として指定された。
当時の建物としては珍しい洋風の建築物で
浴室や浴槽には大理石が使われ、ステンドグラスや彫刻等の装飾が、
日本の公衆浴場とは思えない雰囲気を味わせてくれる。
千人風呂と呼ばれる浴槽は約30平米ほどの広さだが、
深さが1メートル10センチあり、立ったまま入浴できるので、
千人は無理だが五十人くらいは一度に入浴できそうだ。
湯舟の底には黒い玉砂利が敷き詰められていて、
湯舟の中を歩くと、心地よい刺激が伝わってくる。
もう一つジャグジーの付いたラドン浴室もあるが、
個室になっているので、内部には湯気が充満しサウナのようだ。
心臓が丈夫ではないのでこちらは遠慮することにした。
営業時間は午前10時から午後9時までで、第二・第四火曜日が定休日。
利用料金は大人600円。
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2011年10月 04日
八丈島2
ふと思い立って今年の夏の旅行地は八丈島に決定。
八丈島は東京から南に約287km。遠い南の孤島ですが、住所は東京都、
車のナンバーは品川ナンバー。「旅行、どこに行くの?」「都内だよ」という
会話が成立するところです。
一説にはNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったとも言われる、
ひょうたん型の形の良い島。
年間平均気温18℃という過ごしやすい気候で常春の島とも呼ばれていて、
作曲家 團伊玖磨さんが別荘を持っていたことでも有名です。
当社でも八丈島の物件を扱うので、以前から興味がありました。
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さて、訪れたのは9月中旬で、夏真っ盛りの時期ではありませんでしたが、
八丈島は常夏の島のよう。青い空に元気の良い緑が映えていました。
魚はもちろんですが、明日葉が有名ということで、まず明日葉のおひたしを。
さっぱりとした味で、ほろ苦さが口に残る、おいしい食材でした。
滞在中、明日葉うどんもいただきました。
香りもさることながら、緑色の麺が目に鮮やか。
エビの天ぷらも大きく、八丈島でエビは採れないかもしれませんが、
(採れるのかな;;)ぷりぷりしていて食べごたえがありました。
八丈島の観光スポットの一つ、裏見ヶ滝に行きました。
滝を裏から見ることのできる滝です。
さすが南国の森。本島では見ることのできない植物が多く、
熱帯雨林と本島の暖かい地方の森の中間ほど雰囲気の森でした。
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2011年10月 03日
仙台の夜
急な出張で、仙台に。
ホテルは満杯だったが、ツインルームが空いていた。
仙台の夜は、牛タン料理だ。ホテルの近くで、ビールと焼酎を飲み、
牛タン定食980円を食べた。
明日は、仙台から象潟まで早朝のバスで行く。早く寝よう。
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2011年10月 01日
八丈島1
日本にはたくさんの島があります。
東京からそんなに遠くなく、でも南国の雰囲気を楽しみたい。
ということで、仕事上何度もお目にかかっている八丈島に行ってきました!
飛行機で行く人が圧倒的に多い中、私は船で行くことに。
夜22時、東京 竹芝港を出発しました。
朝、甲板からきらきらと輝くとびうおを見ていると島影が見えてきました。
わくわくします。
遂に着きました。
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