2009年09月 08日
蔵の町 宮城県村田町
蔵の町と言えば埼玉県川越市や長野県須坂市等が思い浮かぶが、
宮城県柴田郡村田町も規模は大きくないが蔵の町並みが有名だ。
村田町はかつて仙台と山形を結ぶ街道の分岐点として賑わい、
村田商人は伊達藩が栽培を奨励した紅花や藍を仙南地方で買い集めて、
江戸や上方へ運ぶ商取引を活発に行なっていたそうで、
当時の栄華を伝える豪壮な店蔵が、今も町の中心部に残されている。
現在も酒屋、雑貨屋、医院等の店舗として利用されており、
重厚な店蔵と門が一対となり連続する景観が江戸時代の町並みを想像させてくれる。
現地調査の途中だったので急ぎ足で通り過ぎてしまったが、
一度ゆっくりと時間を掛けて歩いてみたい町だ。
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2009年09月 07日
フランス映画「未来の食卓」を観て・・・
フランスは、食料自給率100%、ヨーロッパ最大の農業国。
その上、小学校の給食すらおとなと同じフルコースと聞いて、さすがは
グルメの国!と感心していたが…。

一方で、「農薬大国」でもあった。
農薬によって汚染された土や水、添加物を多用した食物に、かねてから強い
危機感をもっていた南フランス・ラングドック地方のバルジャック村では、
村の施策によって農地の一部をビオ(オーガニック)に転換、2006年に
小学校給食と高齢者へのケータリング食をすべてビオ化し、国内における
ビオ給食の先鞭をきった。
それから数年後の村の現在をドキュメントしたのが映画「未来の食卓」である。
村のすべての農家が有機農法に転換したわけではない。
従来農法の従事者たちは、「ビオでは農産物が足りなくなる」「手間がかかり
過ぎ、経営が成り立たない」と口を揃える。
一方で「出荷用の野菜とは別に、家族用の畑を作ってきた」との言葉や、
農薬散布後に「鼻血が止まらない」「1週間以上、排尿ができなくなる」
などの身体的異状に耐えている様子も紹介される。
映画は安全以上に利潤を追求する食産業を痛烈に批判するわけではない。
しかし、農薬の問題だけでなく、牛などの食用動物を飼育するための
エネルギーやコストも地球を圧迫している」などの状況を淡々と述べ、
人類の飽食に警鐘を鳴らす。
「地球上からハチがいなくなったら、人類は余すところ 4年しか生きられない」。
かのアインシュタインの予言だそうだ。
戦慄!先日、ミツバチの世界的な激減がニュースになったばかりではないか。
ラストで、ジャン・ポール・ジョー監督は、ドストエフスキーの「美こそ世界を
救う」という言葉を引用し、美しい自然を守ることは子ども達と地球の未来を
守ることだ、と結んでいる。
本国では大ヒットを記録し、論議を巻き起こした映画だそうだ。
フランスWWF(世界自然保護基金)では、今年の夏から、全国の学校給食を
ビオに転換するよう、国家的なキャンペーンを開始。
主旨は、ビオによって、「農業者たちは適正な利益を得ることができ、
地方では現在より20?30%のさらなる雇用を生み出すことができる。
また納税者は農薬の使用から生じる、汚染除去の費用や医療費を
節約できる」。
さてほかならぬわが国では…?
同作品HP ↓
http://www.uplink.co.jp/shokutaku/
渋谷の「アップリンク」、銀座の「シネスイッチ」で上映中。
「アップリンク」には、美味しいクスクスを食べさせてくれるカフェあり。

■ ちょっと宣伝/オーガニックと趣旨はやや異なりますが、
マクロビオティック料理研究家・中島デコさんを房総のお住まいと
レストラン、畑に取材した「リゾート物件情報」のバックナンバー
(2007年秋号「菜園と温泉付物件ガイド」)も、よろしかったら
お読み下さい。
ご購入はこちらから。
http://reson-ltd.co.jp/book/rizobutu07-autumn.html
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2009年09月 03日
奥美濃 湯の平温泉
岐阜県郡上市ひるが野高原の麓(旧高鷲村)にある湯の平温泉は
長良川の源流沿いに建つ公営の立ち寄り温泉だ。
内湯と露天風呂・打たせ湯があり、露天風呂は滝見の湯と名付けられているが、
滝とは名ばかりで実際には砂防ダムから川の水が流れ落ちているだけの景色で
チョットがっかりさせられる。
せっかく日本有数の清流である長良川沿いの立地なのに、
湯舟からは周囲の緑を眺めるだけで、川の流れを望むことはできないのも残念だ。
新築の時にもう少し工夫をすれば良かったのに…。
それでも、お湯はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉で無色透明。
お湯に浸かると肌がつるつるとしてきて気持ちの良い温泉だった。
岩で造られた露天風呂も深さはないが広々としていてゆったりと浸かることができた。
入浴料は500円で毎週木曜日が定休日。
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2009年09月 02日
信州上田 岳の湯温泉雲渓荘
旧武石村にある岳の湯温泉雲渓荘は山の奥、
武石川の渓流沿いに建つ1軒宿の温泉旅館だ。
旅館の外来入浴は宿泊客が利用する16時以降は断られるのが普通だが、
ここは夜10時まで受け付けてくれるありがたい旅館だ。
料金も400円と安いのが嬉しい。
露天風呂はなく内湯だけだが、湯量が豊富で無色透明なお湯が
掛け流しにされており、いつも湯舟からお湯が溢れていて
非常に気持ちのいい温泉だ。
泉質はアルカリ性単純泉で元禄の時代から胃腸病に効き、
身体がよく温まるお湯として地元の人々に親しまれてきたそうだ。
この名湯を昭和51年度に全面改装し村で運営してきたとのことだが、
公営の施設としては館内や浴室の清掃も行き届いており、
清潔感があり、好ましく思った。
お風呂から上がって外へ出ると夕方の風は涼しく、
温泉で温まった身体でも肌寒いくらいだ。
渓流の上には赤とんぼが飛び交っている。
標高1000メートル。
山の秋は駈け足でやって来る。
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2009年09月 01日
初☆現地調査
初めての現地調査。
ベテラン調査員に同行させていただきました。
最終目的地は長野県上田市の高級別荘地。
長野県への道程の途中、双葉SAへ休憩に立ち寄った。
ふとレストランを覗くと、ワインビーフの文字が。。。
ワインを飲ませて育てたため肉質が柔らかい、と聞いていたため、
期待して説明を見てみると。
“ワインの絞りかすをまぜた飼料で育てた…”ん?かす??
結局ただのぶどうの皮を混ぜただけという結論だったが、
ギャル曽根も食べたということで、
ワインビーフシチュー、ハッシュドオムライスを注文。
味は。。。まぁまぁ。。
帰り際にキレイに並んでいる桃を発見!!
一口に桃と言ってもこんなに様々な色があるんだと感心。
素敵なグラデーションに癒され、最終目的地長野県上田市を目指し、出発!
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2009年08月 27日
“戸隠ついで”に…美しい公園とお菓子と
正しくは「一の鳥居 苑地(いちのとりい えんち)」という。
長野市から戸隠方面へ向かう途上、バードライン沿いに広がる、飯綱高原から
戸隠高原にまたがる9万坪の敷地をもつ自然公園。
車を駐車場にとめ、緩やかな斜面を登っていく。園には門も柵も設けられて
おらず、どこからでも入れる。
赤松林の中は下草が刈られて歩きやすく、手入れの行き届いた広大な庭園
のよう。
点在するキスゲやマツムシソウ、オオバギボウシの群生を見ながら
歩いていると、登りの負担など忘れてしまう。
エゾゼミの羽が落ちていた。森に棲む大型のセミだが、螺鈿かガラス細工のような
羽にしばし見とれる。
絵本に出てきそうなキノコもひょっこり(ピンボケご容赦)。
やがて視界が開け、高台の広場に出たことに気づく。ここから、飯綱や戸隠の
山並を一望。
かつてここに戸隠神社の石造の鳥居(一の鳥居)があったことが園名の由。
鳥居は弘化4年(1847年)の善光寺地震で倒れて以来、そのまま横たわって
いる。
園内には戸隠に向かう信濃路自然歩道が横切っており、トレッキングの人々が
クマ除けの鈴を鳴らしながら通り過ぎていった。
のんびり歩いた後は隣接する「オーガニックカフェ チェンバロ」で休憩。 BGMは
いつもバロック音楽だ。
メニューはケーキやシチューなどシンプルだけど、味付けは繊細で奥行き深し。
丹念にドリップされたコーヒーも美味しい。
ペットを同伴できるデッキもある。
デッキの脇では戸隠産の野菜を販売。
直売所より、さらに安価。代金は缶に入れる。こぢんまりしたかぼちゃは、
後にバーベキューで焼いたら、ほくほくしてとても美味しかった。
店ではチェンバロ奏者の小林道夫さんの演奏会や、毎年初夏には谷川俊太郎
さん、岸田今日子さんを招いて詩の朗読会を開いていたが、2006年に岸田
さんが亡くなって以降、開かれなくなったのは寂しい。
※「一の鳥居 苑地」へは、長野駅から出ているバードライン経由「戸隠キャンプ場行き」バスで約30分、バス停「飯綱登山口」か「一の鳥居」下車、すぐ。
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2009年08月 24日
長野県 バイオトイレ IN 戸隠・森林植物園
長野市北西部・標高1300mに位置する戸隠森林植物園は、ブナやシラカバ
といった広葉樹の森が広がり、高山植物が咲き、国内でも屈指の野鳥の宝庫
として知られる。
夏、野鳥や植物との出会いを求めて全国から、また、暑さでは東京にも匹敵する
長野の市街地から”一時避難”する市民などで、園の駐車場は交通整理が出る
ほど。背景は戸隠山。
出入り口近くにあるお蕎麦屋さんの涼しげなテラスを見やりながら、森歩きを
スタート。
湿原のため、園内には木道が整備されている。登山のように険しい道はなく、
散策気分で歩けるが、環境系研究の調査・研究を行なう場所でもあり、
生態系への配慮から、ペットの同伴は禁止されている。
明るい木肌の建物は、バイオマス方式の公衆トイレ。近づいても、特有の
臭気は感じられない。
ヒノキの間伐材を使用して2001年完成。スギの間伐材のチップと微生物を
使って処理する方式だ。
木の香りが漂う室内で利用者は用を足し、レバーで水を流す。使用の条件は、
使用した紙をトイレに流さず、折りたたんで指定された段ボール箱に捨てること
だけ。
『スギの間伐材のチップを利用したバイオトイレで、し尿は水と炭酸ガスに分解
され、水は水洗用に循環させる無排水型トイレである。
なお、建材には県内国有林のヒノキの間伐材が使用されるなど、森林の育成と
環境保全を両立させたモデルケースといえる』(県庁HPより)。
約71haの森の中はさまざまなコースがあり、相当数のひとが入園していても、
出会うことが少ないエリアもある。
気持のよい木漏れ日の木道を鳥の声に耳を傾け、高山植物を見つけながら歩く。
ミヤマカラスアゲハ、見っけ(ピンボケご容赦)。

ウットリ歩いていると、この看板。
↑ 実物と出会うのと同じくらいドッキリ。
設置のカメラは高山植物の盗掘監視ではなく、ツキノワグマ観察用のもの。

カメラは、私が気に入って歩いているエリアにナゼか集中的に配置されていた…。
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2009年08月 22日
海上タクシーで日生(ひなせ)港から鴻島(こうじま)へ
日生港はJR駅にも近く、病院もあって生活しやすいところだ。

朝早く海上タクシーに乗る。

海上タクシーはみるみる港を離れて10分ほどで鴻島につく。



遠くから見ると山の中腹にたくさん別荘が建っている。

瀬戸内海は波も穏やかで、いたるところに島がある。島と島を結ぶ海上タクシーは欠かせない交通手段だ。

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2009年08月 20日
表参道・ケヤキ並木を借景するレストラン
「花いっぱい運動」はあるけれど、今ほど「緑」への希求が高まっている
時代はない。
レゾンの膝元・表参道は、周辺を明治神宮や代々木公園などに囲まれ、東京で
もっとも緑に恵まれたエリア。木々の緑を借景したり、緑陰で休憩できる
オープンカフェも90年代から続々誕生している。
ここは表参道のGYRE(ジャイル)にあるポルトガル料理店「ペローラ・
アトランティカ」(”大西洋の真珠”の意)。
テラスに置かれたシマトネリコの大鉢がケヤキ並木に呼応して、緑の
ヴォリュームがいやおうにも増して感じられる。会社から10分という事も
ケロリと忘れて…。
室内かテラス席を選択するのだけれど、もちろん心地よいテラスに陣取った。
気候のいいときは、テラスの予約から埋まっていくのだとか。
ソーセージのアローシュ アレンテージョ風 、タラとジャガイモのコロッケ。
5階から、新宿の超高層ビルが望めるし、何より時間とともに経過する
空の色を眺めるのも楽しい。表参道から望む夕映えもなかなかでしょう?
メインディッシュはマデイラ島の名物料理・エスペターダ。
焼き上げた牛肉の塊を、サーベルに刺して供してくれる。
エスペターダはポルトガルが起源、バーベキューの元祖なのだそう。

貴重な緑陰も、東京の容赦ない湿度にはお手上げ状態。まだまだ残暑厳しき折、
ちょっと疲れたかなと思われる方は標高1000m以上の高原へお出かけになり、
連泊して、ゆっくりと充電されることをおすすめ。
ちなみに、バーベキューの際、適宜カットした牛肉に丹念に塩・コショウ・
にんにくをまぶし、炭火でじっくり焼き上げると、このエスペターダとそっくり
同じものが出来上がり!(いいえ、もっと美味しいかも…^^;)
★「ちょっと贅沢!リゾートごはん」。
9月5日発売予定の「リゾート物件情報」秋号では、多彩なアウトドアご飯を
特集しています。
ぜひお読み下さい。
カテゴリー: 東京・表参道スケッチ
記入者: koba
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2009年08月 19日
君津 白壁の湯
君津市街から鴨川へ向かった山の中に「ロマンの森共和国」という施設があり、
その敷地内に「白壁の湯」はある。
小糸川の渓谷沿いに位置し、深い緑に囲まれた静かな所だ。
内湯と小さめの露天風呂があるだけの素朴な雰囲気の温泉で、
それぞれの湯舟から小糸川が作り出した高さ100メートルの断崖を
望むことができるようになっている。
この断崖が白い色をしているので白壁の湯と名付けられたようだ。
泉質は硫黄ナトリウム・塩化物冷鉱泉で糖尿病などに効果があるとのこと。
露天風呂は少し熱かったが、内湯は適温でゆっくりと浸かることができた。

入浴料は800円だが別料金で屋外プール等の施設もある。
※ロマンの森共和国 → 公式サイト
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