リゾート物件情報・冬号の「田舎探し 第1段階」の取材で、山梨県山梨市へ。
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新宿を発って1時間あまり、山梨市駅は勝沼葡萄郷駅から2つ目の駅だ。

降り立ってほっとしたのは、山小屋風の駅舎が平屋、駅前に圧迫感のある
建物がほとんどなかったから?
感じのよい駅だったが、「道の駅 花かげの郷 まきおか」へ行くバスに乗る
ため急いでいたので、戻ってから再度探索することにした。

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駅の周辺は2005年に整備された。並木は紅葉の盛り。
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駅前の広場の中心には、葡萄と桃を仰ぎ持つ子どもたちと、見守るおとなたちの
モニュメントが。
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真っ赤な実をたくさんつけた木は何だろう?
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駅前にはほかにも桃の木、葡萄棚などの植栽があった。果樹園のまちを、
存分にアピールしている。

駅の周辺を歩いてみたが、ファストフード店や土産物店すら見当たらず、
金太郎飴のような観光のまちとは一線を画している観。
そのかわり、学習塾とほうとうの店が目立っていることに気づいた。

そうだ、お昼は甲州名物・ほうとうにしよう。
ウロウロと何店かチェックしてから、小さいけれど活気のありそうな「歩成」
(ふなり)という店へ。
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入ってびっくり、店の中は会食の人びとで大賑わい。それをはるかに上回る
店のひとの元気な声に迎えられた。

メニューをのぞくと、ほうとうはメニューの一部で、ラーメンなどもあり、夜は
焼き鳥や餃子を提供する居酒屋になるそう。
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地のワインを押し出しているのもよい。あいにく今は飲めませんけど^^;

「きのこ田舎ほうとう」を頼むと、お兄さんがテーブルの上にカセットガスコンロと
鉄鍋を運んできて、コンロに着火。
「16分待って下さい。頃あいをみて蓋を開けに来ます」。
やがて鍋がグラグラ・湯気がシューシュー、音を立て始めた。…まだ10分経った
ばかりだ。
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蓋が飛ぶか!?ヒヤヒヤし始めた頃、お兄さんが飛んできて、蓋を開けた。
盛大な湯気が立ち昇る。
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見た目は混沌としているけれど、出汁の味が複雑で、やや強めの味噌の味、
麺そのものは、つるつるしながらもちもちとした歯ごたえがあり、何種類もの
野菜とキノコが味噌に溶け合って醸す独特な香りに魅せられて、最後まで
飽きずに頂いた。

ほうとう、だいぶ以前に甲府市内で食したことがあったが、味噌汁にちぎれた
うどんが入っている印象しかもてなかったので、このいきいきした味との出合いは
うれしかった。


店のすぐ近くでは「町の駅」を建設中。
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