新潟県上越市は、城下町の高田や港町の直江津など、さまざまな要素が
混ざり合う魅力的なまちだ。

「季刊・リゾート物件情報」の取材が終わると、ちょうどお昼どき。
日本海へ出て、名立にある道の駅「うみてらす名立」へ足を運んだ。
レストランや直売所だけでなく、日帰り温泉とホテルも備える。
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平日ながら、駐車場は車であふれていた。


海鮮丼は、2階のレストランの看板メニュー。味噌汁と香の物つき。
ネタの新鮮さはいうまでもなく、なかなかのヴォリューム。ご飯もしっとり、
ツヤツヤ。
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1階の直売所では、海産物はもちろん、野菜、季節のきのこも販売。
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女カニとはズワイガニの雌。蟹はシーズンまでまだ時間があるためか(訪問は
10月上旬)、ロシア産の数量が勝っていた。
石鯛もお買い得。
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この日は最高気温が25度と高く、カメラのレンズが曇る曇る…。

海側から見た外観。
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日本海に沈む夕日の眺めが圧巻と聞いたが、海の眺望は併設のホテルに
占められ、レストランから海は望めないのは残念。
荒天の際は波をかぶりそうなほど海とまぢかに対峙する館の運営は、
旅行者が考えるほど簡単ではなさそうだけど。

浜へ出ると、施設の横に、風力発電の風車が一基、かすかな金属音を立てて
回っていた。
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風車、2008年5月の日記 「黒姫の別荘族・御用達 新潟県上越市 「魚勢」」
でも登場したっけ。
その後、冬の落雷被害によって稼動休止に追い込まれるなどで、2009年度
時点の累積赤字は約1億5600万円に上る、と先ごろ新聞紙上で取り上げられて
いた。

健康被害を訴えるひとが出るなど、そこに暮らすひとびとが対立する東伊豆町
のようなトラブルが出ることなく、冬の日本海にも耐える頑丈なマシンが、充分な
量を安全に発電してくれるなら、言うことないのに。

改善の余地、大アリだ。

現在のところ、クリーンエネルギーの代表格と目される風力発電。
この先が気になります…。