山肌に貼りつくように石垣で組まれたお茶の段々畑。
茶畑を望む展望台からの眺めだ。
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藤野エリアの北部(相模湖と反対側)に位置する佐野川という集落は、
この特色ある風景で「にほんの里100選」にも選ばれている。



その後にいくつか現れる細い山道、普通の車なら引き返せなくなることを
恐れてUターンするところだが…。
先日の出張の折、藤野まちづくりセンターの山崎さんが、車一台とおるの
がやっとの坂道を、集落の天辺まで連れて行ってくださった。

上へ、上へと登るうちにこの風景が現れる。
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都内の中高生の遠足先としておなじみ、陣馬山を一望する丘の上。
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先週、もう一度みたくなって、父のお墓参りのついでに足を伸ばした。
4月はまだ硬い色だったお茶畑は、5月下旬には力強い濃緑色に。
霧と朝夕の寒暖差が甘みのあるお茶を育てる。
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新葉、やわらかそうで、触れてみたくなるほど。

一番茶の季節である。来る途中に、収穫した葉を大きなシートに
広げているひとたちも見た。

ぜひ頂いてみようと、観光案内所「ふじのね」で教えて頂いた
お茶を製造している店に問い合わせた。
同じ神奈川でもほかの地域の茶どころでは、原発事故による
放射能汚染によって出荷停止の事態となっている。

不幸中の幸いか、ここ佐野川の茶葉は出荷停止になっては
おらず、来週か再来週あたりには発送できるとの答え。

足場の悪い急斜面で、ただならぬ労力をかけて育てた茶畑。
今後、死の畑(大袈裟だろうか?)になることのないよう、祈りたい
気持ちである。

丹沢を望む。
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