2008年04月 11日
鎌倉・稲村ガ崎の落日 撮影マニアが大集合
春の鎌倉。お花見の時期でもあり、有名な寺の周辺は路地裏まで人が
溢れている。
「ボート遭難慰霊碑」や細菌学者コッホの記念碑のある稲村ガ崎公園に
さしかかって驚いた。中年以降の年代の男性たちが大結集。皆さん同じ方向を
向いて立ちつくしている。
私も彼らに混じって断崖の柵の前に立った。
眼前に広がる相模湾・江ノ島・富士、その大きな風景の中に落ちていく太陽…
そうだ、ここは夕景撮影の人気スポットだっけ。
皆さん望遠レンズを取り付けたカメラを三脚に据え、万全の態勢で待ち構えている。
やがて太陽が富士にかかると、絶妙のタイミングなのだろう、あちこちで
シャッターを切る音が聞こえた。はじめのうちは傍観者的に、大勢の人々が
一斉に集中する姿に感心していた私もつられてixyでパチリ。
「もっと凄い時は、海が夕日で真っ赤に染まるんだよー」。隣にいた
60代前半くらいの方が教えてくれた。それでも、この時期にしては富士が
よく望める日だったようだ。
かつて北斎や広重もこの場所で描いた。整い過ぎるほどの風景のお膳立て。
個人的にはそれほど富士に魅かれないけれど、日本で育った人の心の奥底に
しっかりと刻み込まれている風景のひとつではある。
居合わせた人々は見知らぬ人同士なのに和気あいあい、不思議な連帯感に
包まれているかにみえた。
溢れている。
「ボート遭難慰霊碑」や細菌学者コッホの記念碑のある稲村ガ崎公園に
さしかかって驚いた。中年以降の年代の男性たちが大結集。皆さん同じ方向を
向いて立ちつくしている。
私も彼らに混じって断崖の柵の前に立った。
眼前に広がる相模湾・江ノ島・富士、その大きな風景の中に落ちていく太陽…
そうだ、ここは夕景撮影の人気スポットだっけ。
皆さん望遠レンズを取り付けたカメラを三脚に据え、万全の態勢で待ち構えている。
やがて太陽が富士にかかると、絶妙のタイミングなのだろう、あちこちで
シャッターを切る音が聞こえた。はじめのうちは傍観者的に、大勢の人々が
一斉に集中する姿に感心していた私もつられてixyでパチリ。
「もっと凄い時は、海が夕日で真っ赤に染まるんだよー」。隣にいた
60代前半くらいの方が教えてくれた。それでも、この時期にしては富士が
よく望める日だったようだ。
かつて北斎や広重もこの場所で描いた。整い過ぎるほどの風景のお膳立て。
個人的にはそれほど富士に魅かれないけれど、日本で育った人の心の奥底に
しっかりと刻み込まれている風景のひとつではある。
居合わせた人々は見知らぬ人同士なのに和気あいあい、不思議な連帯感に
包まれているかにみえた。
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