暦でいう「清明」の時期の出張。
今年の桜はゆっくり北上しているので、例年なら葉桜のところ、
うれしいことに出張先の真鶴や湯河原で満開の桜に出会えた。

千歳川沿いの桜並木。まもなく17時だが、このところ日が長くなって、
まだじゅうぶんに明るい。

菜の花の咲く土手には、山菜か?何かを一心に探す家族の姿もあった。


川面で岩の間に鴨のカップル、みっけ。
雌は流れの静かなところで動かないが、雄は雌へのディスプレイ行動で
餌でもとってみせようとしているのか流れに逆らって立ち上がったり、
落ち着かない。

そんな雄をじっと見守る雌。



花の香りのする柔らかい風に吹かれ、帰ることも忘れてしばしの
現実逃避。
ウグイスやツバメの声もこの日に初めて聞いた。


wikiの受け売りだが、清明は万物がすがすがしく明るく美しいころ。
まさにそんな日だった。

中国では、清明は先祖の墓参りをするお盆の時期で、春を喜び、
郊外を散策する日だそう。
「リゾート物件情報」に連載をもつ知名さんによると、清明祭は
中国から沖縄に伝わった。
一族が先祖の墓前に集合し、語り合いながら食事やお菓子を
楽しむという。