出水市には、少し前に黒酢の工場を売却したので訪れたことがある。今回は市街地に近い所で、新幹線出水駅にも近い所の現地調査。市街地には、武家屋敷群があり、古い歴史遺産も残っている。

出水市の武家屋敷は、関ヶ原の戦いで西軍だった島津藩の生き残りの住まいで、島津藩の守りの重要拠点だったらしい。徳川の包囲網を潜り抜けて生き残った島津の戦いは有名だ。

大河ドラマ篤姫の舞台になっという屋敷跡に行くと、なかから案内人の人が上がれあがれというので、エンジンかけっぱなしで中に入ることにした。この地の武将はあつかい噯、と言っ特別な役割と待遇を受けたとのこと。現在の鹿児島県知事もこの地の住人だ。

街並みは石垣も整備され整然としているが、観光地にはなっていない。日常の生活に溶け込んだ、風情のある落ち着いた景観が広がる。