滝沢馬琴の里見八犬伝は江戸時代大ヒットした娯楽小説。鋸南にある伏姫洞穴は架空のものだが、近寄り難い恐ろしさが漂っている。鳥取県倉吉のお寺で偶然、里見家の墓をみつけ、千葉から改易された若き君主の死とともに、八人の家臣が殉死しここに葬られたのを知った。

館山城は里見家終焉の場所、小高い山の上にあり、城からの眺望は軍港館山も市街地も一望だ。

天守閣のあるところから、更に細い道を下っていくと、里見八遣士の墓がある。説明書きには、鳥取県倉吉で殉死した八遣士を漁師に扮した里見家由来のものが蛸壺に亡骸を入れてここに埋葬したと書いてある。倉吉の墓が館山とつながった。

山を下りて、城山公園に戻るとお団子屋があったので、一休み。何でも、山形最上のお団子で特においしいと説明されている。丸いお団子ではなく、かまぼこ型のお団子でしっとりとしておいしかった。