黒姫南麓別荘地は調査依頼も多い分譲地で雪の多い時期を除いてたびたび訪れる。夏の一時期は入り口付近の戸隠に抜ける街道沿いに野菜売り場が開かれ、通りすがりの観光客が立ち寄っている。角のお店では、毎年焼きとうもろこしの食堂が開かれているが、とても甘くておいしいのでいつも立ち寄っている。250円で一個半の焼きとおもろこしは昼ごはん代わりに丁度よい。おいしくて安いから、いっぱい買って帰ろうと思い、1本160円を10個買って帰ったら、高いと言って怒られた。

この角の売り場の道路向かいには、常設のそば屋があり、ここで蕎麦を食べたことがある。料金は普通だが、おしんこなどのサービス品が出るので得した気分になる。黒姫の駅から離れた割と寂しいところだが、どこから来るのか結構人は集まってくる。夏の終わりがなんとなく感じられるのは、信州だからかも知れない。眼前の風景は厳しい季節にそなえる一瞬に見えてきた。