千歳空港から、小樽まで高速道路、小樽から余市を経て古平町に。この街は観光地ではないので、住んでいる人が人懐っこい町だ。役所にいくと親切に書類を揃えてくれ、わからないことを一緒に考えてくれる。お寿司やさんも話し好き。この古平あたりでも東京からの日帰り客が夏場多かったようで、食事目当ての人が増えているとのこと。

積丹半島まで30分ほど、源義経がこの海からどこかに行ったという伝説の神威(カムイ)岬に行ってみたくなった。岬は大荒れ、強風と雨でびしょ濡れ、立っているのもやっとだ。

早々に神威岬を後にして小樽に着いたらあたりは暗闇。小樽運河の写真でも撮りたいと思い、駐車場の車を入れて雨の運河へ。ここでもびしょ濡れになった。

千歳空港まで1時間半ほど、東京への最終便には間に合うはずだ。
実は激震はここから、小樽の駐車場を出て対行車線に入ろうとした瞬間、左から来た乗用車と衝突、車は大破走行不能、派生してもう一台も破損した。事故処理やレッカー移動の手配いなど、もう今日は最終便で帰れないと覚悟した。
警察も事故の相手の方も、とても親切で思ったよりスムーズに事故処理が進み。あとはレッカー移動のみ、しばらくしてきたレッカー車の人もすばやく事故現場を処理してくれた。レンタカー会社も親切に最終便で帰るなら、電車に乗って千歳空港まで行くように指示してくれた。小樽から千歳空港行きの電車は、最終便にぎりぎりで間に合いそう。座席に座って少し落ち着きを取り戻せた。ところが、この電車の前の電車が鹿と衝突して立ち往生。電車は遅れて千歳空港に到着。駅を出て階段を駆け上がりANAの搭乗口まで走り続けたのでしばらく咳が止まらなかった。