一足早く咲く伊豆河津の桜は、濃いピンクでほんのりとした春の気分に浸りにくかった。シーズンが過ぎて雨の降っているときの河津桜のほうがしんみりとして感じが良い。
散っている桜も雨の景色も河津桜には似合っている。学生時代旅館でアルバイトしていたとき、源泉がこの付近にあったので、時々点検にこのあたりに来ていた。アルバイト当時の仲間や旅館のスタッフが思い出される。いつか旅館の客になって泊ってやろうと思っていたがいまだ実現していない。
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人通りも少なく、お店も閉まっているところが、ほとんどだが、伊豆の踊子の出発点の雰囲気は感じられる。
ここから、天城峠を越えて東京に帰る道も選べるが、伊豆半島の東海岸を走って変えることにした。
早く帰って、一仕事しようと思ったのだが、河津から東京は結構時間がかかる。到着は午后九時ごろ、書類を整理して午後11時半になってしまった。
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