高知空港から車で3時間余りもある足摺岬には、なかなか行くことは無い。岬の先端に立つと地球が丸いと思える。この地の英雄は、ジョン万次郎だ。銅像もあるが看板もあちこちで見かける。
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岬から5キロほど山道をのぼったところに、唐人駄馬という巨石のある所に立ち寄った。6000年ほど前、縄文時代に作られたようで、何のためかよくわかっていない。標高は300mほどの山奥にあるのだが、縄文時代はすぐ下が海だったらしい。黒潮はこのあたりに向かって流れている。もしかしたら縄文時代の人は海に出掛ける冒険心も大いにあったのかもしれない。南米で縄文時代の日本の土器のようなものが見つかっている。大海原に出掛けてこの地に戻る目印かもしれない。
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すぐそばには足摺牧場があり中に入ると宮澤賢治の雨にも負けずの碑があった。この牧場のオーナーの祖祖父が賢治の弟で、病に伏せる賢治がスーツケースの中に書き残した紙にこの詩が書かれていたもので、弟が発見しなければ世に出ることは無かったと説明している。
縄文時代の痕跡や賢治の詩の由来を知る事ができて、ここまで来たかいがあったと思った。
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