梅雨時とはいえ、野尻湖の湖畔にある通称「外国人村」に吹く風は、
初夏の爽やかなそれ。
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先日、ヴォーリズの建築展に触れたが、野尻湖にも彼の作品が数多くある。
たくさんの展示を集中的に見た目は、あそこも、ここも、彼の手によるものでは?
と見当がつくようになっていた。
■「ヴォーリズ建築展」( 2009年6月)の日記はこちら

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この建物が彼の代表的な作品のひとつである集会所と知ったのは、
帰ってから。よく見ると、上方にさらに大きな屋根がある。
全体を写しきれなかったのは残念。1930年ごろ竣工。
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おおっと。金髪の少年が、着衣のまま湖に入っていった。
何かを観察している様子だが、お父さんも一緒でひと安心。
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湖から数キロ離れた黒姫駅寄りにある信濃町伝道所(教会)は1958年、
ヴォーリズ晩年の作品として知られる。
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周りは豆やとうもろこし、キャベツなどの畑。
伸びやかな切妻屋根の下には、降雪地帯の必需品・スコップをはじめ
さまざまな道具を置けるよう工夫されている。

中に入った事はないけれど、いつ通っても、「外国人村」の建物同様、
きめ細かな維持管理が感じられる。
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控えめな尖塔の上に、夏本番を予感させる青空が広がっていた。
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■冬の「外国人村」」( 2008年3月の日記)はこちらから。